レシピ
若さを作るヤマノイモと海老のビスク
若さを作るヤマノイモと海老のビスク
気温がだいぶ下がり寒くなってきましたね。衣替え、暖房器具の用意、冬タイヤへのチェンジなど…冬への準備、支度は済みましたか?身の回りだけでなく体も冬の準備をしていかねばなりませんよ。
冬の養生のポイントは腎を温めて元気に動けるようにすること。
中医学ではエイジング(加齢)や月経をコントロールするのは“腎(じん)”とされています。この腎、寒さにとても弱く冬に働きが悪くなります。そう、冬はエイジングが進みやすい季節なのです。また冬に限り月経痛や不順になるのは冬の寒さで腎が弱ってしまっているから。月経はお肌や細胞が生まれ変わるサイクル、”ターンオーバー“に深く関わります。
腎を温めて労わることは月経、ターンオーバーを安定させること。そしてこれが体、お肌のアンチエイジングにつながっていきます。
冬は冷えにより腎が弱くなるためエイジングが進みやすい季節です。体を温めて調える薬膳食材を積極的に摂りましょう。
エビは腎をしっかりと温め、冷え性やそれによる月経不順を緩和、正常なターンオーバーへと導き体、お肌を若々しく保ちます。サポート役の山芋は腎を労わり元気をつけていく食材。停滞した潤いの巡りを調えるのでむくみにも◎。
今回のレシピは有頭エビを使ったうま味豊かなコクのあるスープ。これにヤマノイモパウダーを一匙。エビの美味しさとお芋のほんのり優しい甘みが楽しめるスープです。
エイジングの要となる腎をしっかりと温めて元気に動かし、いつまでも若々しい体とお肌を…
【材料2人分】 ※調理時間30分
- 有頭エビ 3尾
- ヤマノイモ(山芋)パウダー 大さじ1
- 玉ねぎ 50g
- にんじん 50g
- 白ワイン 250cc
- 水 250cc
- 生クリーム 100cc
- 塩 小さじ1
- パセリ 少量
作り方
エビの頭をはずし、海老の殻をむく。頭、殻を煮出し袋(だしパック)に入れる。(画像1)- 玉ねぎ、にんじんをみじん切りにして鍋に。ここにエビの身、頭や殻を入れた煮出し袋、白ワイン、水を加える。お好みでローリエを加えて約20分蓋をして煮込む。
- 火を止め煮出し袋を取り出す。ヤマノイモを鍋に加えて更に10分ほど煮込む。取り出した煮出し袋は絞って旨味をもれなくスープへ。
- ハンドミキサーでなめらかになるまで撹拌。器に盛り、パセリを散らす。
- エ ビ … 腎を温めていたわり若々しさを保つアンチエイジング食材。足腰の温めは特に◎
- 山芋(ヤマノイモ)…腎に元気を与えます。疲労回復、むくみ緩和にも◎