よみもの

「東洋医学をやっている人は年齢不詳だね」って言われるようになりたい

2022.09.27

薬膳や漢方を学び発信されている素敵な方をご紹介する「私と薬膳」

第1回目はTwitterをはじめSNSで薬膳や美肌レシピについて発信されている赤松裕美子さん。

分かりやすい発信が好評で、フォロワーは1万6,000人を超えます。

薬膳や漢方に興味を持ったきっかけや、学びを通して得たことなどについてお話を伺いました。

お話を伺った方
赤松 裕美子(あかまつ ゆみこ)さん 
1984年兵庫県淡路島に生まれる。自身が体調を崩したことをきっかけに東洋医学や薬膳と出会い、その奥深さに魅了される。
スキンケアなど美容に関する資格も複数所持。薬膳と美容にまつわる情報発信、オンラインコンテンツやセミナー開催など、精力的に活動を広げている。


薬膳や漢方に興味を持ったきっかけは?

20代のころは健康だけが取柄で本当に元気でした。

30代半ばが近づいて来た時に体力が落ちてきたなと感じるようになり、貧血起こして救急車を呼んだりしたこともありました。

でも、病院行って調べてもらっても異常はなし。その時助けてもらったのが東洋医学でした。

東洋医学との出会いは、食を見直そうとネットで調べていた時に出てきた「薬膳」がきっかけです。本屋さんに行って本を色々見てみて、意外と東洋医学の本が分かりやすくて、しかもおしゃれで安心したことを覚えています。今までの東洋医学のイメージとは違うものでした。

まずは漢方薬局に行ってみて、その後鍼灸にも通うようになりました。
正直、漢方薬局って怪しいおじいちゃんに変なものを売られるイメージだったんです(笑)

でも全然違いました。不調の根源にアンサーをもらえたことに安心したし、しかもそれに対する対処法もあると知れたのが感動でした。

補気、補血のお薬を2-3か月継続して、自分も体調がよくなっていくのが楽しいと思えました。


ご自身でも漢方や薬膳について学び始められたのですね。

最初は大手の漢方スクールで、初級中級と学んだ後、薬膳についてもっと知識を深めたいと思い、1年かけて国際中医薬膳管理師の資格を取りました。


学んだことをどんな風に暮らしに活かしていますか?何か変化があったら教えてください。

私はもともとお料理が好きなのですが、季節に応じて食材を選ぶ目線が変わったと感じます。

あと、勉強するようになって周りの人のことをよく観察するようになりましたね。

母が調子が悪そうにしていたら、テーマを決めて食材を買ってお料理をしてあげたり…。薬膳を通して家族全体の健康をサポートしています。

60歳を超えて身体のしんどさがある母はすごく頼りにしてくれていて、多少体調がよくなっているという風に言ってくれていますね。

ツイッターでも精力的に発信されていますね。

もともと自分が学んだことをアウトプットする場として活用していたところ、横の繋がりがどんどん増えて。みんな東洋医学が好きで伝えたい気持ちが強いから、いい影響を受けました。

フォロワーさんに適当なことは言えないなと思って、勉強にも身が入りました。それで、気付いたら予想を上回る方にフォローしていただいていて、ありがたいです。

薬膳や漢方を今後どのように活かしていきたいですか?

今後も人に伝えることをしていきたいです。

でも、それ以前にそもそもの原点回帰すると、自分が健康で美しくあるために学んでいるし暮らしに取り入れているんですよね。

アラフォーになって老いや劣ろえを感じてきているので、自分自身が取り入れていきいきとと若々しくありたいと思っていますし、周りに「東洋医学やっている人は年齢不詳だね」って言われるように頑張りたいです。

今は綺麗になるための選択肢が色々あります。

そのうちの選択肢のひとつに薬膳や東洋医学があってほしいと思っています。