レシピ

温活生薬のほうじチャイティープリン

おすすめポイント

そろそろ温活を始めませんか。
日を追うごとに気温が低く、肌寒くなってきていますね。 冬になるとお腹の調子が悪くなる方、また冬に限り月経痛が生じる方、風邪をひきやすい方はこの頃から徐々に温活を始めて冬に備えると良いでしょう。
これからの季節は体を冷やし不調、病を引き起こす邪気“寒邪(かんじゃ)”に要注意です。寒邪は体を冷やし、抵抗力や体温の元となる“気”を抑えこむ悪い気。体に入り込むと腹痛や下痢、月経痛、風邪などを引き起こします。しっかりと気を作り、体を温めて寒邪を寄せつけず、また体に入ってもすぐに追い払えるよう体を強くしていきましょう。
体を芯から温める生薬を組み合わせた今回の「温活生薬のほうじチャイティープリン」。お腹、肺を温めて寒邪から体を守る乾姜を一匙。カフェインが少ないほうじ茶をベースにしたお腹に優しいなめらかプリンです。煮出す、濾す、冷やすの3ステップ簡単薬膳。ぜひ作ってみてくださいね。

【材料150ccココット3つ分】  ※調理時間15分(冷やす時間を除く)

☆乾 姜(かんきょう)   小さじ1/2 ☆丁 香(クローブ) 78 ☆肉 桂(シナモンスティック) 3cm
  • ほうじ茶葉  大さじ2
  • 砂 糖    大さじ1.5              
  • ゼラチン(粉)     4g           
  • はちみつ   大さじ3                 
  • 牛 乳    200cc      
  • 生クリーム  100cc

作り方

  1. 小鍋に牛乳、☆の生薬、ほうじ茶葉を入れ、弱火で約10分煮出す。茶漉しでこす。
  2. 濾した①をとろ火にかけて生クリーム、砂糖、ゼラチンを加えて溶かす。
  3. ココットに大さじ1のはちみつを入れ、②をそっと注ぐ。粗熱をとり、ラップをして
冷蔵庫で1時間ほど冷やす。お好みでホイップクリームを添える。
    ☆薬膳ポイント
      • 乾姜(かんきょう)…寒邪による冷えから体を守ります。寒さによる腹痛、下痢には特に◎風邪のひきはじめにも良い生薬です。
      • 丁香+肉桂は月経が重い方に良い組み合わせ。丁香が月経を司る“腎(じん)”を元気にし、肉桂が血の巡りを回復させます。