レシピ
むくみを外へ! カレー粉に和草をちょい足し ほっくりお豆のビーフカレー
むくみを外へ! カレー粉に和草をちょい足し ほっくりお豆のビーフカレー
じめじめ、むわ~んとする梅雨が始まります。
梅雨から夏の終わり、この間の湿度の高さといったら、もうご存知ですよね。
近年、梅雨時になると気温と湿度から計算される不快指数なるものが朝の情報番組などで毎日発表されています。
数値75を超えてくるとやる気が削がれ、疲労を感じやすくなるそう。
衣服やエアコンで温度、湿度調節をこまめにして不快指数を自ら下げていきましょう。
もちろん、梅雨時はインナーケアも大切です。
中医学では『天人合一(てんじんごういつ)』という思想があります。
簡単に言ってしまえば、空気、風土の質が体内にも影響を与えるという事。
空気が乾燥すれば体内も乾燥し便秘がちに、また“じめっ”とした気候であれば、余分な水分が停滞してむくみやすく...。
季節、気候によって養生を変えていくというのは中医学独特の考え方です。
湿気の多い季節は“脾”がダメージを受けやすくなります。
脾は飲食物から体内を潤す“津液”の元を作り出し、体各所への運輸を担当しています。
湿気がこの脾の運輸を邪魔して津液の巡りを止め、溜まった津液が体の表面の方へと溢れ出したのが「むくみ」。
中医学では水腫(すいしゅ)と言います。
梅雨時期の養生は体内の津液をしっかりと巡らすと同時に湿気で弱らないよう脾をフォローしていくと良いでしょう。
また、冷えは巡りの天敵なので
体を冷やさない様にすることも大切です。
大豆、小豆、緑豆など豆類は脾をサポートして余分な水分を外へと促すので梅雨時期に積極的に摂ってほしい食材です。
今回のレシピは脾をサポートし、巡りを保つ食材、市販のカレーパウダーに一匙和草の国産生薬を“ちょい足し”したビーフカレーです。
湿気の多い季節は油っぽいもの、塩気は少し抑えたいのでお肉は脂の少ないモモを。
また、塩を抑えても美味しくいただける様にカレーパウダーとスパイスを上手く使ったカレーです。
ぜひお家でも作ってみてくださいね。
【2人分】 ※調理時間約30分
- 大豆(水煮)
- 150g 牛もも肉(塊) 150g
- ☆甘草(かんぞう) 小さじ1
- 乾姜(かんきょう) 小さじ 1
- ☆カレー粉(パウダー) 大さじ 1
- ☆小麦粉 大さじ1
- 玉ねぎ 1 個
- タチバナの果皮 小さじ 1
- しめじ 1/2pc
- トマト 1.5 個
- にんにく 1かけ
- オリーブ油 小さじ 1/2
- しょうゆ 大さじ1
- みりん 大さじ 1
- 水 250cc
作り方
- 大豆は水切りをする。玉ねぎは 1cm 幅のくし切りに。牛もも肉は一口大の角切り にして塩、コショウ(分量外)をふる。トマト、にんにくは粗みじん切りに。
- フライパンにオリーブ油を入れ、中火で牛肉を炒める。色が変わったらすぐに取り 出す。※火を入れすぎると固くなります。
- フライパンの油をさっと拭き、玉ねぎ、しめじを軽く炒めて☆印を 加えて更に炒める。大豆、トマト、タチバナの果皮、水を加える。 ※タチバナの果皮はお茶パックに入れると、取り出しやすい。
- 弱中火で約20分煮込みます。途中で混ぜ、焦げないように気をつける。
- 4に牛肉を戻し、しょうゆ、みりんを加えて約5分煮込む。 塩で味を整える。
- デトックス食材(1大豆 2しめじ)を合わせて使い、むくみ解消へ。
- 乾姜(かんきょう)...体を芯から温め、むくみ原因となる冷えを解消。
- 甘草(かんぞう)...湿気で弱りやすい胃腸を調えて元気に。